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2016/08/05 13:52

タイの北部には、アカ族、モン族、カレン族、ラフ族、ラワ族、リス族、ミエン族の他、様々な山岳部族が暮らしており、部族ごとに独自の文化を形成しています。

山岳民族の伝統的な生活基盤は自給自足の焼畑農業。よって、数年毎に新たな畑を探しに村を移動せねばなりません。しかしながら、様々な問題で肥沃な土地を探すことが困難になり、貧困問題は更に深刻化。現在彼らは生活の基盤を失いつつあります。

そこで、独自の文化や技術を取り入れた手工芸品を販売して生計を立てようと、新たな試みが始まりました。長い間受け継がれてきた豊かな文化だけでなく、貧困や差別等彼らが直面する様々な困難。彼らのハンドメイドの商品ひとつひとつには、そんな、私たちの知らない各部族それぞれのストーリーが秘められているのです。

cocowaの商品は、現地タイのFair Trade組織から直接輸入しています。この組織では山岳部族の手工芸品の販売市場を模索/促進する手助けをしています。


カレン族

カレン族はタイ最大の山岳部族。
その人口はおよそ293,000人。タイの山岳部族の全人口の約50%を占めます。 
カレン族の女性は、綿の糸を天然染色し、バックストラップ織機でイカット生地を織ることで知られています。
一方、カレン族の男性は、バスケットや楽器、アニマルベル等を作っています。 
cocowaでは、カレン族の伝統的なイカット織のバッグや雑貨、銀細工師Didiさんが作るカレンシルバー等を扱っています.。

モン族

タイには、約92,000人のモン族が暮らしており、大きく白モン族と青モン族の2グループに分かれています。
白モン族の女性は卓越した刺繍の技術を持ち、青モン族の女性はバティック布(ろうけつ染め)を作っています。
彼らの衣類は、刺繍やアップリケ、バティック布やシルバージュエリーで豪華に飾られています。  
cocowaでは、モン族の刺繍が施されたバッグや、民族衣装のスカートをリサイクルしたヘアアクセサリーなどを販売しています。

アカ族

タイには約32,000人のアカ族が住んでいます。
彼らの地味な青と黒の洋服は、刺繍やアップリケ、シルバー装飾やコイン、貝殻、羽などで、鮮やかに飾られています。
cocowaでは、彼らの刺繍を施した商品を販売しています。