マルチクロス ナフキン カラムカリプリント A
46cmx46cm
インド製
綿100%
インド南東部に位置するアーンドラ・プラデーシュ州で作られたミニマルチクロス。手作業で施されたボタニカル柄が映え、キッチンやダイニングを彩ります。天然染料ならではの、やさしい色合いが魅力です。
ダイニングテーブルにナフキンとして添えたり、ランチクロスやハンカチとしても使える便利なサイズ。
お気に入りのクロスでお弁当箱を包むのもおススメ。毎日のお弁当タイムや日常の食卓を華やかに、より楽しくしてくれるアイテムです。
また、キッチンの家電やパントリーの食材、整理かごなどを覆うだけで素敵な雰囲気に早変わり。ちょっとしたお土産を包んでギフトにするのも素敵です。
【カラムカリプリントとは】
カラムカリは数百年の長い歴史を持ち、多くの人に愛されているインドの伝統芸術のひとつです。現在のアーンドラ・プラデーシュ州とテランガーナ州が発祥とされ、その技術が受け継がれてきました。当初は、聖典の場面を描くために用いられ、寺院の装飾などに用いられていました。「カラムカリ(Kalamkari)」という名前は、「ペン」を意味する「カラム(kalam)」に由来しており、ペンを使って布の上に細かく手描きで絵を描く独特のスタイルを指します。
現在では、サリーをはじめ様々なものに用いられるようになり、異なる2つのスタイルが発展しました。1つは「スリカラハスティ(Srikalahasti)」で、手描きによる自由な線画のスタイル、もう1つは「マチリパトナム(Machilipatnam)」で、木版を使ったブロックプリントの技法です。
cocowaで取り扱っているカラムカリは、ペダナ・カラムカリ(Pedana Kalamkari)と呼ばれるもの。植物染料を使用したブロックプリント技法で布に模様を描きます。この技法は、アーンドラ・プラデーシュ州クリシュナ県にあるペダナ(Pedana)で受け継がれ、カラムカリの重要な生産拠点のひとつとなっています。
カラムカリの制作プロセスは複雑で多岐にわたり、洗浄、媒染、ブロックプリントによる染色、乾燥など、様々な工程を繰り返し、最終的に藍(青)、茜(赤)、マンゴーの樹皮(黄色)、椰子糖(黒)などの天然染料を用いた染色が行われます。カラムカリは、その土地で育った天然の植物や鉱物などを染料として使うだけでなく、太陽の光、川の水など、豊かな自然の力によって生まれる芸術なのです。
カラムカリプリントの工程
1. 布の準備
布を洗浄し柔らかくし、媒染剤としてミロバラン(インド産の植物)による染色を行います
2. ブロックプリントの準備
職人が手彫りで作成した木製のブロックを準備。幾何学模様や植物モチーフなどの伝統的なデザインが彫られています。また、天然染料の調合や準備を行います。
3. 染色と乾燥
布を染色した後は日光で乾燥させます。この工程は染色するたびに何度も繰り返され、それぞれの段階で異なる色や模様が追加されます。
4. 洗浄と仕上げ
最終的なプリントが完成した後、布は再度洗浄・乾燥され、最終的な染色が施されます。その後、布は再び日光で乾燥され、最終的な仕上げが行われます。
*ハンドメイドのため多少色やサイズ(±1cm程度)が異なることがありますので、ご了承ください。
*手染めのため模様や色にばらつきがあります。
*色落ちすることがありますので、手洗いまたは別洗いをしてください。