コスメポーチ アジュラックプリント ブロックプリント キャメル
20cm x 10cm x 9cm
綿100%
インド製
ラクダ柄が愛らしい、職人の手仕事によるアジュラックプリントポーチ。
砂漠の風景や旅を感じさせるモチーフが魅力的です。
アジュラックプリントとは、古来より受け継がれてきた伝統技術。その複雑な工程と自然由来の染料を使用することで生まれる深みのある色合いが特徴です。
主に、黒色には鉄を、青色は藍を、赤色はアルミニウムと土を混ぜたものを、緑黄色にはターメリックを使用します。
表も裏も、軽やかでやわらかな綿素材を使い、軽量かつコンパクトなサイズ感に仕上げました。ふわっとした軽さだからこそ、毎日のお出かけや旅行にもぴったり。見た目以上の収納力です。コスメや貴重品、トラベルポーチとしても活躍してくれます。
自然素材を使った独特の風合いと、旅を感じされるノスタルジックなラクダ柄をお楽しみください!
【Ajrakhプリントとは】
Ajrakhは、ブロックプリントの中でも極めて複雑で、多くのプロセスを必要とするプリント技法として知られています。その起源は16世紀にまで遡ります。パキスタン、シンドからインドにやってきた先祖(ムスリムのカトリ族(Khatri))がAjrakhプリントの技術をもたらしました。
「Ajrakh」という言葉は「今日はそのままにしておいて」という意味を持つ「aaj rakh」に由来すると言われています。その言葉の通り、20日以上かけて同じ作業を繰り返し、気の遠くなるような手仕事の末に完成します。今日はそのままにしておいて、また明日続きを…という日を何日も繰り返して出来上がるハンドプリントなのです。
また、Ajrakhプリントはその地方の文化と深く結びついています。2001年の壊滅的な地震はブージ、ダマダカ、およびカッチ地域全体に深刻な被害をもたらしました。この悲劇の後、カトリの人々は団結し、新しい村が彼らの生活と工芸生産を再建するために作られました。その村は「Ajrakhの場所」を意味するAjrakhpurと名付けられ、Ajrakhプリントの伝統を守り続けています。
Ajrakhプリントの工程は多岐に渡ります
1. 布の準備
布の洗浄、媒染剤としてマイロバラン(インド産の植物)による染色を行います
2. ブロックの準備
職人が手彫りで作成した木製のブロックを準備。幾何学模様や植物モチーフなどの伝統的なデザインが彫られています
3. レジストプリント
最初のブロックは、石灰とアカシアのガムでコーティングされ、布に規則的な間隔で押し付けられます。これにより、染料が染み込まない部分が作られます。
4. 染色と乾燥
布を染色し、日光で乾燥させます。この工程は何度も繰り返され、それぞれの段階で異なる色や模様が追加されます。
5. 洗浄と仕上げ
最終的なプリントが完成した後、布は再度洗浄され、最終的な染色が施されます。その後、布は再び日光で乾燥され、最終的な仕上げが行われます。
*ハンドメイドのため多少色やサイズ(±1cm程度)が異なることがありますので、ご了承ください。
*手染めのため模様や色にばらつきがあります。
*色落ちすることがありますので、手洗いまたは別洗いをしてください。